むくみは、何らかの原因によって皮膚の下に余分な水分や老廃物が溜まった状態です。
専門的な言葉では浮腫(ふしゅ)ともいいます。
「靴下のあとがハッキリつく」「朝起きると、まぶたが腫れたようになる」「足のすねの辺りを押すと、へこんだまま戻りにくい」等は、むくみのサインです。
むくみの主な原因を東洋医学的な視点から考えますと、冷え、血行不良、水分処理能力の低下、心臓や腎臓の機能低下などが挙げられます。
ふくらはぎは第二の心臓と言われ、重力によって下半身に溜まった血液を心臓に戻すポンプの働きをしています。
心臓から最も離れた足の血液は重力に逆らって上がらなければなりませんので、ウォーキング等でふくらはぎの筋肉を動かすと、その助けになります。
むくみは男性よりも女性に多い傾向ですが、この要因の一つに男女の筋肉量の違いがあります。
むくみがある人には、足がだるい、疲れやすい、夜間のトイレの回数が多い、どうき、息切れなどの不調を伴うこともあります。
むくみは健康な人でも起こりますが、継続的にむくみが起こる場合は将来の健康のためにも改善していくことをおすすめします。