50代前半の女性。
2020年3月下旬にご来店いただきました。
1ヵ月ぐらい前から 、のどのつかえ、痰がからむ、唾液が出ない(ゆえに口が渇きやすい)、不安感、ときどき動悸がするとのこと。
もともとの体質には特筆するべき問題点はない方でした。
2種類の漢方薬をお飲みいただくことにしました。
1つは、気と血の働きを整えつつ、気持ちを落ち着かせるもの。
もう1つは、気の流れを良くしつつ、体内の余計な水分を除くものです。
服用いただいてから1週間後、のどのつかえがだいぶ減り、痰が切れやすくなった、口の渇きは常にではなく、緊張した時のみになった、動悸が減ったと仰っていました。
また、起床時に手のひらや足の裏に汗をかくことが気になるとも仰っていました。
その後、3週間ほど同じ漢方薬を服用いただき、不安感も減っていき、体調が良くなっていきました。
ただ、最近は睡眠中や起床時に発汗したり就寝しようとすると、カーッと体が熱くなって発汗したりするご様子なので、2種類のうちの1種類をその傾向に合わせた漢方薬に切り替えて服用いただきました。
発汗の状況は、多少の波がありつつも少しずつ改善していきました。
6月に入り、今までのあらゆる症状が、ほとんど気にならなくなりました。
お客さまの表情も3月下旬のご来店時とは全く異なり、とても良い感じです。
「こんなに楽になるとは!!」と喜んでいただけて、私も嬉しい限りです。
もうしばらくは、継続して 服用いただくことになりました。
このお客さまの場合は、コロナというストレスによって体調が悪くなったと考えられます。
ストレスは思いのほか、あらゆる不調を引き起こすということを知っていただければと思います。