41歳の女性のお客さまです。
昨年の夏から急に息苦しさを毎日感じるようになりました。
息を吸うときに息苦しさを強く感じ、ご家族と会話をするにも、しゃべると息切れをしてしまうほど。
月経前と月経後半からの数日間は特に息苦しさが強くなるため、そろそろ月経がくると考えるだけで憂うつになってしまい、「このままでは死んでしまうのではないか」と思ってしまうほど不安いっぱいのなか、ご来店なさいました。
循環器科で半夏厚朴湯を処方され服用するも改善はなく、婦人科で桂枝茯苓丸を処方され服用するも、かえって悪化してしまう状況だったそうです。
まずは現在のお体の状況と、もともとの体質をじっくりとお聞かせいただき、気持ちを落ち着かせる漢方薬と、呼吸の正常化を促すように働きかける漢方薬を服用いただくことにしました。
2週間ほど服用いただくと、「息苦しさの程度が少し楽になってきました」と、ようやく笑顔を拝見することができました。
その後3週間ほど経つと、息苦しく感じない日が増えてきました。
しかし、月経前になると今までと同様に息苦しさがあるとのことで、神経過敏な方におすすめする漢方薬を追加して服用いただくことにしました。
すると、徐々にではありますが、月経前から始まる息苦しさが確実に和らいでいき、漢方薬の服用開始から11か月ほど経過したころには月経前や月経中も含めて、すっかり息苦しさを感じなくなりました。
お客さま曰く、「あのころは本当に死んでしまうかと思いましたが、おかげさまですっかり元気になることが出来ました」と大変喜んでくださいました。
実はこのお客さまは、かつてコーヒーや紅茶を飲んだ際も息苦しさが酷くなっていましたが、体調が良くなり外食の際に飲食店でコーヒーを久しぶりに飲んでみたところ、全く息苦しさが起こらなかったようで、「今までは外食をしても水しか飲めなかったのですが、今後はコーヒーや紅茶も飲めるので外食を楽しめます‼」と嬉しそうにお話くださいました。
体調が悪いと皆さん心配になり、どんどん不安という風船が膨れ上がってしまいますが、このお客さまのような改善例もありますので、ご自身の自然治癒力を信じていただき、希望をもって漢方薬による体づくりにお取組みいただければ多変嬉しく思います。